入試・資格分析
Cross-Exam Practice Guide · 2020—2025

この大学を受けるなら、
次に解く過去問はこれ

第一志望の過去問を解き切ったあと、ただ「同じくらい難しい大学」を探しても、練習が噛み合うとは限りません。必要なのは、英文の読みにくさ、答え方、題材の肌触りまで近い一題です。2020〜2025年の長文と設問を読み比べ、17校それぞれに「相互流用しやすい過去問」TOP3を選びました(筑波大のみ、収録の都合で2017〜2023年)。

17UNIVERSITIES
174PASSAGES
1,463QUESTIONS
3SIMILARITY AXES
01

志望校から引く

大学名を押すと、その大学のTOP3へ移動します。ここでの順位は「似ている順」ではなく、実際に追加で解く価値が高い順です。

第一志望の「次の3年分」

1位は通し演習、2位は苦手な設問だけ、3位は負荷を変える補強用。三校を同じやり方で解く必要はありません。

02

数字を出して、最後は数字を疑う

類似度は候補を見つけるための道具です。本文と設問を読むと、数字だけでは見えない「使いどころ」と「似ていない理由」が出てきます。

83TOHOKU × KYUSHU

これは数字どおり。最も強い相互流用

東北大と九大は本文指数が49と48、設問タイプ類似度は98。どちらも説明文を読み、根拠を束ねて日本語で答え、要所を訳す。東北大志望なら、まず九大を時間どおり通して解く価値があります。

58KYOTO × OSAKA / UNDERLINED

総合点は低くても、和訳には効く

京大に対する阪大の総合類似度は45。しかし本文ではなく実際に訳させる一文を見ると、両校とも難易度指数58。京大志望には、阪大の外国語学部を「和訳素材」として切り出して使う価値があります。

65TOKYO × OBIHIRO / NUMERIC TRAP

数値1位でも、丸ごとの代用にはしない

東大と帯広畜産大は空所・選択の比率が近く、数値上は1位。しかし東大は人物の声を追う文学的ノンフィクション、帯広畜産大は科学・環境の説明文が中心。同じなのは手の動かし方で、読み方ではありません

03

3つの似方

総合類似度は、受験生が実際に演習するときの効き方を考え、設問タイプをやや重くしています。重みは全校共通です。

DIFFICULTY · 35%

英文そのものの読みにくさ

15段階の本文難易度と、構文・構造・語彙レア度・抽象度・多義度・文の長さ・節の密度という7つの内訳を比較。単に平均点が近いだけでなく、何が読みにくいかまで見ます。

QUESTION TYPE · 45%

設問タイプの類似度

和訳、内容説明、要約、英語記述、内容選択、複数選択、空所・整序、語彙・抜き出しを配点で集計。選択肢を切る大学と、50字で根拠をまとめる大学は、英文が同じでも別の練習です。

TOPIC · 20%

何について読むことが多いか

本文で繰り返し使われる内容語から、科学・言語・社会・心理・文学などの重なりを比較。最後に本文を読み、語が偶然重なっただけの組み合わせは推薦から外しました。

数値は選考会議の一次資料、本文と設問が最終面接、という順序です。数値上のTOP3をまず出し、その後、年度ごとの英文と設問文を読み直しました。そこで「解き味が違う」と感じたときは順位を入れ替えています。

難易度指数は「15段階スコア ÷ 15 × 100」。範囲を無理に0〜100へ引き伸ばしていないため、今回の本文指数は37〜53に収まります。

姉妹記事「英文難易度ランキング」で物差しを詳しく見る
TOTAL =
DIFFICULTY × 0.35
QUESTION TYPE × 0.45
TOPIC × 0.20
04

16校・早見表

まず全体を俯瞰したい人向け。大学名または推薦校名を押すと詳細へ移動します。

志望校本文指数1位2位3位番外
05

大学別 TOP3

三本の棒は左から「英文難易度」「設問タイプ」「話題」の類似度です。総合点が上でも順位が下のときは、本文を読んだうえでの理由を注記しました。

17 UNIVERSITY GUIDES
※ 対象は2020〜2025年に収録された長文のうち、本文が3題以上あり、設問と対応できる16校です。後期・中期・学部別日程を含みます。 筑波大学だけは2017〜2023年(9長文・102設問)です。2020〜2022年・2024年・2025年の収録が無く、2020年以降では2長文しか取れないためで、この期間は出題形式が変わっていません。筑波は「筑波から見たTOP3」だけを載せ、他の16校のTOP3には候補として入れていません(対象年がそろわないため)。 ※ 類似度は合格可能性や大学自体の難易度を表すものではありません。「別の過去問を演習素材として使いやすいか」の指標です。 ※ 大阪市立大学は大阪公立大学の前身校として別に掲載しています。旧大学名の年度をさかのぼる導線として利用してください。 ※ 一橋大学は対象となる本文が3題のため、他校より年度による振れが大きい点に注意してください。