これは数字どおり。最も強い相互流用
東北大と九大は本文指数が49と48、設問タイプ類似度は98。どちらも説明文を読み、根拠を束ねて日本語で答え、要所を訳す。東北大志望なら、まず九大を時間どおり通して解く価値があります。
第一志望の過去問を解き切ったあと、ただ「同じくらい難しい大学」を探しても、練習が噛み合うとは限りません。必要なのは、英文の読みにくさ、答え方、題材の肌触りまで近い一題です。2020〜2025年の長文と設問を読み比べ、17校それぞれに「相互流用しやすい過去問」TOP3を選びました(筑波大のみ、収録の都合で2017〜2023年)。
大学名を押すと、その大学のTOP3へ移動します。ここでの順位は「似ている順」ではなく、実際に追加で解く価値が高い順です。
1位は通し演習、2位は苦手な設問だけ、3位は負荷を変える補強用。三校を同じやり方で解く必要はありません。
類似度は候補を見つけるための道具です。本文と設問を読むと、数字だけでは見えない「使いどころ」と「似ていない理由」が出てきます。
東北大と九大は本文指数が49と48、設問タイプ類似度は98。どちらも説明文を読み、根拠を束ねて日本語で答え、要所を訳す。東北大志望なら、まず九大を時間どおり通して解く価値があります。
京大に対する阪大の総合類似度は45。しかし本文ではなく実際に訳させる一文を見ると、両校とも難易度指数58。京大志望には、阪大の外国語学部を「和訳素材」として切り出して使う価値があります。
東大と帯広畜産大は空所・選択の比率が近く、数値上は1位。しかし東大は人物の声を追う文学的ノンフィクション、帯広畜産大は科学・環境の説明文が中心。同じなのは手の動かし方で、読み方ではありません。
総合類似度は、受験生が実際に演習するときの効き方を考え、設問タイプをやや重くしています。重みは全校共通です。
15段階の本文難易度と、構文・構造・語彙レア度・抽象度・多義度・文の長さ・節の密度という7つの内訳を比較。単に平均点が近いだけでなく、何が読みにくいかまで見ます。
和訳、内容説明、要約、英語記述、内容選択、複数選択、空所・整序、語彙・抜き出しを配点で集計。選択肢を切る大学と、50字で根拠をまとめる大学は、英文が同じでも別の練習です。
本文で繰り返し使われる内容語から、科学・言語・社会・心理・文学などの重なりを比較。最後に本文を読み、語が偶然重なっただけの組み合わせは推薦から外しました。
数値は選考会議の一次資料、本文と設問が最終面接、という順序です。数値上のTOP3をまず出し、その後、年度ごとの英文と設問文を読み直しました。そこで「解き味が違う」と感じたときは順位を入れ替えています。
難易度指数は「15段階スコア ÷ 15 × 100」。範囲を無理に0〜100へ引き伸ばしていないため、今回の本文指数は37〜53に収まります。
姉妹記事「英文難易度ランキング」で物差しを詳しく見るまず全体を俯瞰したい人向け。大学名または推薦校名を押すと詳細へ移動します。
| 志望校 | 本文指数 | 1位 | 2位 | 3位 | 番外 |
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三本の棒は左から「英文難易度」「設問タイプ」「話題」の類似度です。総合点が上でも順位が下のときは、本文を読んだうえでの理由を注記しました。