B1/B2 の「同じ意味に書きかえる」問題が、なぜ問3 A・B の得点に直結するのか
公式ページ「北海道大学 英作文 模範解答分析」(2021–2026年度)より。マーカーは本文からの借用箇所。
パラフレーズ演習(B1: 140問/B2: 1,014問)に実際に入っている問題から。元の文が与えられ、空所の前後に合う形へ書きかえる——問3 A・B とやることは同じだ。
誠実に言えば、問3で必要な作業のうち、書きかえ演習で練習できるのは「③書きかえて入れる」だけだ。
書きかえ演習では元の文が最初から与えられる。本番では、要約文を読んで本文のどこを運ぶかを自分で見つけるのが第一関門(要約文の内容語の約3分の2は本文から意図的に言い換えられている)。この工程は過去問・本番形式でしか鍛えられない。
例えば北大 2026 B③ は、本文の2文にまたがる aroma と flavor を enhancing flavor through aroma の1句に圧縮する。2023 B② の the roots of sushi は段落全体を名詞句に要約する。書きかえ演習は常に「1文 → 1文」なので、複数文の統合(50空所中 約1割)はこの形式では練習できない。
問3 C は自分の立場と論理を組み立てる問題で、書きかえ演習の守備範囲外。本資料の対象は A・B のみ。
ヒント語なし・3語以内の書きかえで「空所の前後が形を決める」感覚を作る。文が平易なので型に集中できる。
名詞化・主語の組み替え・受動⇄能動・語法の枠——北大頻出の変換を高い密度で反復する。レベルも本番に近い。
過去問で「本文のどこを使うか自分で探して選ぶ」練習をつなげる。ここまで来ると、見つけた後の書きかえは既に手が覚えている。
北大 問3 A・B の得点は「内容を正しく選ぶ力」と「選んだ内容を空所に合う形に書きかえる力」の掛け算で決まる。 後者は採点の約半分を占めるのに、単独で練習できる教材がほとんどない。 ケンブリッジ式の書きかえ演習は、この書きかえだけを1問1分で反復できる、まとまった唯一の問題集であり、 北大の変換型の85%をカバーする。B1で型に慣れ、B2で量を積み、過去問で「探して選ぶ」練習につなげる——これが最短の並びだ。
出典・根拠: 北大の実例と模範解答は 北海道大学 英作文 模範解答分析(2021–2026) に基づく。 空所の型分類は 2012–2026年度・全50空所の分析(構造変換 39/50=78%、うち名詞化11・主語転換7)。 演習バンクの型分布は B2 1,014問中170問の抽出分類+B1 140問の全数分類による推定。 書きかえ演習は パラフレーズ演習(B1/B2) で利用できる。