分詞の訳が入れ替わるとき
分詞形容詞 ─ 英語の形と日本語の訳の対応

分詞の訳が入れ替わるとき

exciting は「わくわくしている」ではなく「わくわくさせる」、 excited は直訳すれば「わくわくさせられた」だが、日本語は「わくわくしている」と言う。 -ing と -ed の対立は、日本語に移すとそのままの形では写らない。どこで、なぜ入れ替わるのか。

英語は 「その名詞がする側か、される側か」だけで分詞を選ぶ。
日本語は態ではなく 「自動詞か他動詞か」+「タ/テイル」 で状態を言う。
だから、日本語に自動詞の相方がある動詞(割れる・閉まる・驚く・疲れる…)では -ed が「~された」ではなく 「~した/~している」 になる。 感情動詞はその最大の集団で、しかも英語側が他動詞(excite=興奮させる)なので、 -ing のほうが「~させる」を背負う。訳が交差して見えるのはこのため。
exciting 現在分詞 ─ 能動 excited 過去分詞 ─ 受動 ~している 進行・状態 ~された 受身 ~させる 使役 既定の対応 感情・自他ペアのある動詞
灰色=そのまま写る対応。朱=交差する対応。走る/割れるは灰色、驚く/疲れるは朱。
01

まず既定 ── そのまま写る場合

名詞がその動作をする側なら -ing、される側なら -ed。ここは訳もそのまま対応する。

英語直訳の型自然な訳
a running boy~している走っている少年
a barking dog~している吠えている犬
the man standing there~しているそこに立っている男
a stolen car~された盗まれた車
a novel written by Soseki~された漱石が書いた小説
the injured passengers~された負傷した乗客

最後の injured で、もう「~された」が崩れている。 「負傷させられた乗客」とは言わず「負傷した乗客」。 英語の過去分詞ひとつが、日本語では三つの受け皿に振り分けられる ── ①結果の状態なら自動詞のタ/テイル、②動作主を言うなら能動、③どちらも使えないときだけ受身。 中身は §04 で。

02

ズレ① 感情動詞 ── 英語は他動詞、日本語は自動詞

英語の excite / surprise / bore 型は他動詞で、 「原因が主語・人が目的語」。日本語の「興奮する・驚く・退屈する」は自動詞で「人が主語」。 役が逆なので、英語の構造どおりに訳すと使役「~させる」使役受身「~させられた」になる。 日本語はその重い形を避けて、自動詞+テイルで言う。これが -ed =「~している」に化ける正体。

英語構造どおりに訳すと実際の日本語
The news is exciting.ニュースが(人を)興奮させる面白い・わくわくするニュース
I am excited.私は興奮させられている私はわくわくしている
a boring lesson(人を)退屈させる授業退屈授業
bored students退屈させられた生徒退屈している生徒
「興奮された」「退屈された」は日本語にならない。 もとが「興奮させる/退屈させる」という使役の他動詞だから、その受身は 「興奮させられた」「退屈させられた」。素朴に -ed→「~された」と当てると 非文になるので、そこで日本語は自動詞に乗り換える。この乗り換えが起きるのが感情動詞。

教室での判定法。「その名詞は感じさせる側か、感じている側か」。 ふつうモノ・出来事は -ing、人は -ed。ただし人でも -ing は使え、そのとき意味が変わる (He is boring.=彼は退屈な人だ/He is bored.=彼は退屈している)。 ここが定番の誤答ポイント。

感情動詞ペア 30組(-ing の訳は「~させる」から出た形容詞、-ed は「~している」)
excitingわくわくさせる/面白い
excitedわくわくしている
interesting興味を持たせる/面白い
interested興味を持っている
boring退屈させる/退屈な
bored退屈している
surprising驚かせる/意外な
surprised驚いている
amazing驚嘆させる/すごい
amazed驚嘆している
shocking衝撃を与える/衝撃的な
shockedショックを受けている
confusing混乱させる/ややこしい
confused混乱している
disappointing失望させる/期待外れの
disappointedがっかりしている
satisfying満足させる/満足のいく
satisfied満足している
embarrassing恥をかかせる/気まずい
embarrassed恥ずかしがっている
frightening怖がらせる/恐ろしい
frightenedおびえている
terrifying恐怖させる/ぞっとする
terrifiedおびえきっている
annoyingいらいらさせる/うっとうしい
annoyedいらいらしている
irritatingいらだたせる/癪にさわる
irritatedいらだっている
tiring疲れさせる/骨の折れる
tired疲れている
exhaustingへとへとにさせる
exhaustedへとへとだ
relaxingくつろがせる/くつろげる
relaxedくつろいでいる
moving感動させる/感動的な
moved感動している
touching心を打つ/じんとくる
touched心を打たれている
pleasing喜ばせる/好ましい
pleased喜んでいる
worrying心配させる/気がかりな
worried心配している
depressing気を滅入らせる/滅入る
depressed落ち込んでいる
frustratingいらだたせる/もどかしい
frustratedもどかしく思っている
thrillingぞくぞくさせる/スリル満点の
thrilled大喜びしている
puzzling当惑させる/不可解な
puzzled当惑している
fascinating魅了する/魅力的な
fascinated夢中になっている
disgustingうんざりさせる/ひどい
disgustedうんざりしている
encouraging励ます/心強い
encouraged勇気づけられている
alarming不安にさせる/憂慮すべき
alarmed不安になっている
overwhelming圧倒する/圧倒的な
overwhelmed手一杯になっている
convincing納得させる/説得力のある
convinced確信している
前置詞まで込みで覚えさせる。 -ed 側は「人+前置詞」で使うことが多い。 interested in / excited about / surprised at, by / worried about / satisfied with / disappointed with, in / bored with / tired of / frightened of / annoyed with, at / pleased with / shocked at, by / fascinated by。 「be動詞+-ed+前置詞」で1セットにすると、-ing との取り違えがほぼ消える。
03

ズレ② 自動詞の -ed は「された」ではなく「した」

自動詞には受身がない。その過去分詞は完了・結果を表すので、訳は能動の「~した」になる。 ここで「~された」と機械的に訳すと壊れる。

英語誤りやすい訳正しい訳
fallen leaves落とされた葉落ち葉/落ちた葉
a retired teacher退職させられた先生退職した先生
escaped prisoners逃がされた囚人脱走した囚人
a collapsed building崩されたビル崩れたビル
an expired passport失効させられた旅券期限切れの旅券
developed countries発展させられた国先進国

ほかに a grown man(成人した男)・faded jeans(色あせたジーンズ)・ a swollen ankle(腫れた足首)・a frozen lake(凍った湖)・ the departed(故人)・newly arrived students(来たばかりの生徒)。 見分け方は元の動詞が自動詞かどうかだけ。なお現代英語では自動詞の過去分詞を名詞の前に置ける語は限られていて、 He is gone. のような「be+自動詞の -ed」は古い言い方の名残。

04

ズレ③ 他動詞の -ed でも「された」と訳さない

日本語には自他のペア(割れる/割る、閉まる/閉める、混む/混ませる…)がある。 動作主を言う必要がなければ、日本語は自動詞+「タ・テイル」を選ぶ。英語は受動分詞ひとつで両方をまかなうので、ここでもズレる。

英語「された」で訳すと自然な訳
a broken window割られた窓割れた窓
a closed door閉じられたドア閉まっているドア
a crowded train混雑させられた電車混んでいる電車
a used car使われた車中古車
a complicated problem複雑にされた問題複雑な問題
a house destroyed by fire火事に破壊された家火事で焼けた家
a house burned by arsonists放火犯に焼かれた家(動作主に意志がある)

過去分詞が名詞の前に立つとき、指しているのは「されるという出来事」ではなく、 たいてい「された結果の状態」。日本語はその状態を自動詞のタ/テイルで言うので (割れた・閉まっている・混んでいる)、「~された」に化けない。過程でなく状態を伝える形が選ばれる、ということ。

三つの受け皿。英語の過去分詞ひとつが、日本語ではこう割れる。

自動詞のタ/テイル=結果の状態。割れた窓・閉まっているドア・混んでいる電車・負傷した乗客。
能動=動作主を言いたいとき。a novel written by Soseki=漱石が書いた小説/ a window broken by the boy=少年が割った窓。 受身より能動のほうが自然になる点に注意。
受身「~された」日本語に自動詞の相方がない動詞のとき。盗む・書く・選ぶ・殺す・逮捕する には 「盗まる」「選ばる」がないので、状態を言うだけでも受身になる ── 盗まれた車・選ばれた人・殺された男。

a house destroyed by fire が「火事で焼けた家」になるのは、 火事が原因であって動作主ではないから。放火犯なら「焼かれた家」に戻る。

ズレ①②③は同じ一つの理由から出ている ── 日本語は態でなく、自他とテイルで状態を言う。

05

ズレ④ -ing なのに「している」でない

現在分詞が進行の意味を失い、位置や順序・状態を指すもの。訳語を決め打ちで覚えたほうが早い。

the following page次のページ the remaining time残り時間
an existing rule現行の規則 the leading cause最大の原因
a missing key見当たらない鍵 the coming years今後数年
the preceding chapter前章 a lasting effect長く続く影響
a growing number of増えつつある~ the reigning champion現チャンピオン
元の動詞から離れて形容詞になったもの(訳を覚えるのが早い)
outstanding傑出した
striking目を引く・際立った
appealing魅力的な
promising有望な
demanding骨の折れる・要求の多い
pressing差し迫った
rewardingやりがいのある
challenging手強い・やりがいのある
tellingよく物語る・効果的な
tryingつらい
an educated guess根拠のある推測
interested parties利害関係者
a wanted man指名手配犯
a learned scholar学識のある(発音は2音節)
a complicated / involved story込み入った話
the concerned parents心配している親
the parents concerned当の親(後置で意味が変わる)
a gifted child才能ある子
a determined look決意のこもった表情
an accomplished pianist熟達したピアニスト
a distinguished career輝かしい経歴
the so-called expertsいわゆる専門家
06

実測 ── 受動由来の Top 30

23.8億語(1億6,457万文)を全数走査し、名詞の直前に立った過去分詞だけを 382万例集めた (has broken windows のような完了形や was surprised yesterday は除外)。 そのうち他動詞由来=受動の意味のものが 95.3%。下は字幕・小説・報道・Reddit 系での上位30。

#コロケーション回数訳・注
1loved ones19,967愛する人たち・家族(追悼の定型)
2elected official5,812選挙で選ばれた公職者
3attempted murder5,672殺人未遂
4listed building3,600指定建造物(英)
5used car2,863中古車
6protected area2,786保護区
7whipped cream2,348ホイップクリーム
8failed attempt2,230失敗に終わった試み
9written statement2,209書面での供述・声明
10stuffed animal2,158ぬいぐるみ
11registered voter2,000登録有権者
12clenched teeth1,888食いしばった歯
13animated film1,839アニメ映画
14injured reserve1,814故障者リスト(米スポーツ)
15suspected terrorist1,804テロ容疑者
16parked car1,712駐車中の車
17written consent1,674書面による同意
18missed opportunity1,664逃した機会
19elected president1,649選出された大統領
20aggravated assault1,626加重暴行(米法律)
21stolen car1,620盗難車
22earned run1,589自責点(野球)
23convicted felon1,587有罪判決を受けた重罪犯
24guided tour1,569ガイド付きツアー
25spoken word1,565話し言葉/朗読芸
26frequently asked questions1,556FAQ(ウェブの定型)
27animated series1,472アニメシリーズ
28required field1,435必須項目(入力フォーム)
29endangered species1,411絶滅危惧種
30stolen base1,284盗塁(野球)
コーパス全体の1位は別。学術ソース(arXiv・PubMed)を入れると fixed point 7,382 / proposed method 6,315 / expressed gene 4,505 / bound state 4,258 / randomized controlled trial 4,002 / charged particle 3,356 / condensed matter 1,498 / directed graph 1,366 が上位を占める。同じ「過去分詞+名詞」でも分野が変わると顔ぶれが総入れ替えになるので、 教材に載せるならレジスターを決めてから選ぶ。
07

実測 ── 完了由来は 0.83%

予想どおりごく少ない。名詞の前に立つ過去分詞 382万例のうち、受動になりようのない 純粋な自動詞(fall / retire / collapse / fade / escape …)由来は 31,797例=0.83%。 自他両用の動詞(grow / melt / dry / return …)が 3.9%、残る 95.3% が他動詞=受動由来。 しかも 0.83% の中身は 10語ほどに集中している(retire 9,230/fall 8,804/fade 2,833/collapse 2,748/ depart 1,377/evolve 1,217/escape 1,077 …)。

#コロケーション回数訳(「~された」ではない)
1retired general1,020退役将軍
2fallen angel917堕天使
3grown man743いい大人
4faded jeans677色あせたジーンズ
5fallen tree674倒木
6fallen comrade460戦死した仲間
7fallen soldier427戦死した兵士
8collapsed building384倒壊した建物
9elapsed time352経過時間
10fallen hero319亡くなった英雄
11retired footballer305引退したサッカー選手
12collapsed lung288肺虚脱・気胸
13retired army officer281退役陸軍将校
14evolved star266進化した恒星(天文)
15fallen leaves246落ち葉
16retired Marine236退役海兵隊員
17grown children233成人した子どもたち
18retired lieutenant184退役中尉
19fallen officer169殉職した警官
20grown adult156りっぱな大人
21fallen branch155落ちた枝
22grown woman155いい大人(女性)
23escaped convict151脱走囚
24retired judge149退官した裁判官
25fallen log144倒れた丸太
26departed soul143逝った魂・故人
27retired player128引退した選手
28fallen snow123降り積もった雪
29escaped prisoner / inmate90+90脱走した囚人・収容者
30sunken cheeks / eyes / ship49+47+39こけた頬・落ちくぼんだ目・沈没船

ほかに escaped slave 61・vanished jetliner 61・ faded denim 52・newly arrived immigrants 34・ decayed tooth 28・withered leaves 27・ crumbled building 27・expired food 20。

同じ動詞が両側に出る。grow は自動詞なら a grown man(完了=大人になった)、他動詞なら home-grown vegetables(受動=育てられた)。 dried blood(8,797)・boiled egg(2,570)・ melted butter(1,826)は自他両用でどちらとも取れる。 語で覚えるより、その文でその名詞が「した」のか「された」のかを見る。
08

実測 ── be+過去分詞のあとの前置詞、by とそれ以外

分詞形容詞になりきったものほど by を取らないbe + V-ed + 前置詞 を全数集計した(interested のように 品詞タグが形容詞になっている語も、形で拾い直して入れてある)。 「形容詞度」はタガーがその語を形容詞と判定した割合。

分詞件数by形容詞度実際に多い前置詞
offended3,29083%6%by 83% · at 7%
encouraged3,57477%6%by 77% · in 6%
fascinated5,47072%26%by 72% · with 24%
touched4,71372%0%by 72% · in 7%
overwhelmed5,37962%44%by 62% · with 31%
alarmed1,37853%50%by 53% · at 20% · about 15%
shocked7,00950%39%by 50% · at 28%
surprised16,92848%90%by 48% · at 35%
disgusted2,09446%63%by 46% · with 41%
impressed14,13143%73%with 52% · by 43%
embarrassed4,50838%97%by 38% · about 27%
frustrated4,60332%42%with 39% · by 32%
annoyed2,74932%42%with 34% · by 32% · at 23%
amazed5,01929%100%at 64% · by 29%
covered39,82427%0%in 37% · with 27% · by 26%
frightened3,83122%84%of 46% · by 22%
confused9,99417%55%with 42% · about 18% · by 17%
disappointed8,75017%45%in 44% · with 24% · by 16%
prepared29,26614%43%for 54% · by 14%
excited18,49710%95%about 64% · for 14% · by 10%
satisfied12,0189%95%with 76% · by 9%
pleased12,4387%96%with 74% · about 7% · at 4%
terrified5,6787%40%of 74% · by 7%
committed23,8297%25%to 83% · by 7%
filled37,1066%0%with 82% · by 6%
obsessed8,4543%9%with 93%
scared19,2323%94%of 66% · to 10%
known124,8393%1%as 41% · for 34%
married35,4392%52%to 68% · for 11%
related59,4562%15%to 94%
concerned55,4131%50%about 68% · with 22%
tired21,1760.7%100%of 85% · from 5%
worried50,9640.7%93%about 94%
interested88,4150.2%100%in 99%
devoted8,1210.1%85%to 98%
accustomed5,2270.1%49%to 99%
addicted4,1770.1%37%to 98%
involved112,2690.1%3%in 85% · with 13%
associated89,3200.1%0%with 97%
based119,9180.0%0%on 87% · in 8%

読み取れること

by は「その場の原因」、それ以外は「恒常的な状態」。 出来事に反応した瞬間なら by(offended by, encouraged by, touched by)、 性質・態度として続いているなら of / about / with / in (tired of, worried about, satisfied with, interested in)。

教科書の be surprised at は、実測では by のほうが多い(by 48% : at 35%)。 逆に amazed は at が 64% で by 29%。at で教えるなら amazed、 surprised は両方見せたほうがいい。

恐怖系は of。terrified of 74% / scared of 66% / frightened of 46%。 by はいずれも1割前後。be afraid of と同じ枠で教えられる。

by が 1% を切ったものは、もう受動ではなく形容詞。 interested in(by 0.2%)/ involved in / associated with / based on(by 0.0%)/ accustomed to / addicted to / devoted to。この層は「be+前置詞」でひとかたまりにして覚えさせる。

前置詞の使い分けは「うしろに何が来るか」で見える

同じ分詞が複数の前置詞を取るとき、選択を決めているのは目的語の種類be + V-ed + 前置詞 + 目的語 の目的語主要部を数えると、はっきり分かれた。

件数目的語が人実際に来る目的語用法
disappointed in3,85254%you 729 · I 418 · he 160 · myself 107人に失望する
disappointed with2,09727%decision · way · result · performance結果・やり方に不満
disappointed by1,44218%lack · decision · fact · ruling · outcome · news出来事が原因で落胆
disappointed at48515%lack 27 · what 20 · way 12 · outcome 9 · failure 7by と同じ層の少数派(6%)
annoyed with92466%I 142 · he 98 · you 78 · himself 32人にいらだつ
annoyed at63834%I · he · you · point · way人・事の両方
annoyed by87624%it 58 · fact 26 · people 20事にいらだつ
surprised at5,91326%you 408 · what 383 · it 249 · he 161人・言動に驚く
surprised by8,09017%it 401 · what 386 · number 113 · reaction 107数字・反応・出来事に驚く
satisfied with9,09712%work 159 · result 153 · service 133 · way 200出来ばえに満足
pleased with9,21324%progress 316 · result 253 · way 250 · you 220成果・相手に満足
worried about47,99131%you 3,872 · what 1,638 · I 1,590 · it 1,580人にも事にも使える一択

読み方。disappointed人には in(54%が人)、物・結果には with、出来事には byat は by と同じ「出来事」側の少数派で全体の 6% ── 間違いではないが、教えるなら in / with が先。 annoyed は伝統的な「人には with、事には at / by」が実測でもそのまま出る(人の率 66% : 34% : 24%)。

注。confused with(42%)は「混乱している」ではなく 「(別のものと)混同される」の意味が多い。disappointed in(44%)は人・自分に、 disappointed with(24%)は物・結果に寄る。割合はいずれも be + V-ed + 前置詞 だけを母数にしたもの。
09

手順にすると3つ

STEP 1

その名詞は「する側」か「される側」か。する側なら -ing、される側なら -ed。 英語を選ぶ作業はここで終わり。

the boy throwing the ball / the ball thrown by the boy

STEP 2

感情の動詞か。そうなら -ing は「~させる」、-ed は「~している」。 人が主語でも -ing を使えば「そういう人だ」の意味になる。

The trip was tiring. / I was tired.

STEP 3

訳すとき、日本語に自動詞の相方があるか。あれば結果の状態として「~した/~している」。 動作主を言いたいならむしろ能動にする。受身「~された」が残るのは、相方の自動詞がない動詞 (盗む・選ぶ・殺す)のとき。

a broken window → 割れた窓 / a window broken by the boy → 少年が割った窓 / a stolen car → 盗まれた車

10

頻出の誤り

×

I'm boring in this class. (=私は退屈な人間だ)

I'm bored in this class. 退屈している

×

The movie was bored. (映画が退屈している)

The movie was boring. 退屈な映画だった

×

I'm interesting in music.

I'm interested in music. 前置詞ごと覚える

×

surprised news / excited news

surprising news / exciting news ニュースは感じさせる側

×

「落とされた葉」と訳す fallen leaves

落ち葉 自動詞の -ed は完了=「~した」