大学入試英語コーパス/10,028試験・15,687,488語(2009–2026)
SVC・SVOC の C が分詞になる形を全数で数えた。SVOC は O と C に主述関係(O = C)が立つものだけを数えている —— 有効 23,245 例。 型によって「絞れ方」がまったく違う。過去分詞の SVC は 3 語で 7 割・10 語で 9 割に届くのに、 現在分詞の SVOC は 9 割まで 164 語かかる。覚えて効くのは前の 2 つ。
いちばん絞れる型。get・become・feel の 3 語だけで 73%、 9 語で 89.8% に届く。残りは appear / prove / turn などが 1% 未満で続くだけ。
気づき go / leave / remain の C は否定の接頭辞つきに偏る (go 80%・leave 80%・remain 55% が un- / dis- 系)。go unnoticed「気づかれないままになる」、 leave unanswered「答えられないまま放置される」。この 3 語は「否定形の分詞とセットで覚える」のが実態に合う。
have・get・make・keep・find・see・leave の 7 語で 75%。 そこから先は伸びが鈍く、9 割ラインは 55 語目 —— 残り 2 割は 1 回ずつしか出ない動詞の集まりで、 覚える対象にはならない。実用上は 12 語で 8 割が区切り。
気づき get は 277 例のうち 87 例が get ... done。 make は understood / known / heard(「自分の意思を通じさせる」型)が上位を占め、 leave は SVC 型と同じく un- 系が 67%(leave it unlocked / unanswered)。
この型は「数える前に切り分け」が要る。V + doing の 82% は動名詞(=O)で、 補語ではない。C として立つのは次の 2 系統、あわせて 2,236 例(18%)だけ。
混ざりやすいもの 同じ「V + doing」でも start1,861、begin1,100、stop948、enjoy434、avoid412、mean364、involve317、continue267、include237、try220、like213、consider199、love186、report183 などは動名詞で、C ではなく O。形が同じなので、動詞の側で判別するしかない。なお spend / waste + 時間 + doing は目的語をとるので下の SVOC 側に入れてある。
4 型の中でいちばん散らばる。知覚動詞 see / hear / watch / notice / feel だけで 25%、 そこに find・make・have・keep・get・leave を足した 11 語で 6 割。 上位の目的語はほぼ人(people・they・myself・yourself)か it で、O が C の主語になっていることが目で見て確かめられる。
気づき keep の C は going 46・waiting 16 に集中し、 leave は feeling が 31 例(leave us feeling ...)で突出。 find・make は interesting / exciting / challenging など 形容詞になりきった -ing が中心で、動作を表す現在分詞とは性質が違う。
形は「V + O + -ing」でも、O が分詞の主語になっていないものが 1,132 例あった。 spend hours working は「hours が working している」わけではない。 ここは SVOC ではなく SVO + 分詞なので、上の表からは外してある。
見分け方 目的語が time / hour / year / day / life / trouble / a hard time など 時間・労力・困難を表す名詞なら、分詞はその名詞の説明ではなく「何をして」を表す副詞的な要素。 実測でも、除外された 1,132 例の目的語主辞は time 301・year 120・hour 120・life 60・day 51 と、 ほぼこの一群だった。
大学入試英語コーパス(corpus.db・10,028 試験・15,687,488 語・2009〜2026 年度)の本文を係り受け解析し、 「動詞 +(目的語)+ 分詞」の形を全数で拾った。選択肢・語群・空所など問題の体裁部分(20,433 件)は除外。 最終的に 23,245 例。